★エムドゲイン(再生療法)を希望される患者様へ

歯の病気の代表的なものに、虫歯と歯周病があります。虫歯は“歯そのもの”が破壊される病気ですが、歯周病は“歯を支える周りの組織(歯周組織)”に起こる病気です。
歯周組織は、歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜からなり、歯を正しい位置にしっかり付着、固定するために強固な構造を備えています。
しかし歯磨きが不十分で、歯と歯肉の間に細菌が住み着いて歯垢がたまると、そこに炎症が起こされます。歯周病は自覚症状がほとんどなく、気が付かない方が多いです。そしてそれをそのままにしていくと、歯垢が歯石になり、自分では取り除きにくくなって歯周病が悪化し歯と歯肉が付着している部分に隙間(歯周ポケット)ができます。さらに炎症が歯肉の内部に進行すると、歯周組織が破壊されて、歯を固定する力がだんだん弱くなり、放っておくと歯を失うことになるとても怖い病気です。
歯周病にかかってしまった場合治療として、軽い歯周病であれば歯や歯の周りをクリーニング(歯石除去)と患者様の正しいブラッシングで改善することができます。
ですが、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要になってきます。
一度なくなった歯周組織を元通りに戻すことは従来ではとても難しいと言われていましたが、現在は歯周組織再生材料(エムドゲイン)というものがあります。
エムドゲインとは、スウェーデンのビオラ社で開発されたブタ歯胚組織を使用した新しい歯周組織再生用材料です。エムドゲインの主成分は子供の頃歯が生えてくる時に重要な働きをする白質の一種です。現在の科学水準に基ずく高い安全性確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製したもので、世界44か国以上で使用されています。
エムドゲインを使用する前に、まずは基本的な歯周病の初期治療(歯石除去)を行っていき、歯周組織の炎症を抑えていきます。そして患者様にも適切なブラッシングを習得して頂きます。炎症が残っているまま外科処置を行うと傷の治りが悪かったり、歯肉の縫合が不安定になりますので、患者様のブラッシングを含めた協力が必要になってきます。
手術は麻酔をして行い、術後は週に何度か消毒に来院して頂くようになり、糸抜きは傷の状態にもよりますが術後10日程で行ないます。
その後も間隔をあけて消毒に来院して頂き、術部は少なくとも2カ月は患者様自身のブラッシングは控えて頂きます。エムドゲイン使用後、歯周組織を取り戻すまでは数カ月から1年程度かかります。歯周組織が再生する期間および程度は個人差があり、歯周病の進行具合によっても異なります。
そして、エムドゲインを使用したからといって、完全に歯周病が治癒したわけではありません。
歯周病は再発しますので、定期的なメインテナンスを行い、口腔内を清潔に保つことが必要になってきます。
エムドゲインを使った治療が行えるかどうかは、歯周病の進行状況にもよりますのでお困りの方は一度当院に相談にいらしてください。

                  歯科衛生士 伊達 沙和

〒870-0839
大分県大分市金池南1丁目11番30号
大分駅より徒歩5分
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